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植栽工事

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IYs井上です。

コロナの感染が落ち着いてきたこの頃。世界的にみるとまだまだ続いていますが、色々な状況が早く改善されるとよいと思ってます。

世田谷で進めてきた住宅は、引き渡しを終えて、植栽も入りました。
植栽は、ご自身で植える方も多いですが、プロの造園家に頼むとより一層住まいが引き立ち、生き生きとしてきます。

植物は、管理がめんどくさいなと思うこともありますが、出社せずに在宅で仕事を進めているご家族が増える中で、日々植物が目に見えて育ったり変化していくところを見るのはとても楽しいもので、自身も独立する前までは、朝から夜中まで働いていることが多く、植物など全く気にもしない生活でしたが、家にいることが多くなると朝、庭に目をやった時に、植物が少し大きくなっていたり実をつけていたりすることが、地球のリズムみないなものを感じることにもなり、なんだか心が安らぐ感じがします。


植栽植わったばかり


門柱回り

植物を植える際に、外構設計の方で考えていることは、敷地の周囲のちょっとした隙間だったとしても、植物が植わるスペースがあると意外と映えるので、30~40㎝程度、隙間を設けて植物を植えるスペースを取るようにしています。

意外とそれくらいの隙間でも木が育ちます。そして、植栽の足元にはスポットライトやポールライトを設置。電球色の照明と植物はとても相性がよいです。スポットライトはかなり光が強いので、全部スポットライトにすると、少しうるさくなるので、ポールライトも入れてます。

帰宅して明るく照らされた庭を見ると、家に帰ってくることが嬉しい瞬間になったり。IYsでは、植栽を計画する際は予算の都合さえつけば造園家の方に入っていただき、打ち合わせをしてます。

樹種は、市販されているものではないものなども、入れていただくことができ、店舗のような雰囲気良い外構になるように、色々と練ってます。樹種は、落葉や常緑、下草、ツタ類等色々ありますが、好みや管理の仕方によって使い分けができます。

今回は、ひょろひょろっとした枝ぶりが軽やかなものをシンボルツリーにという指定もあり、落葉ですがアオダモの木を選定。高級感があります。アオダモは、真っすぐに伸びるので、野球のバットの木に使われる木です。

その他、オリーブやローズマリー、アカシア系の木をいれてもらっています。そのあたりの樹種は乾燥にも強く地植えすれば、水やりも頻繁にしなくてもよいので伸びた時に選定することさえ忘れなければ、管理はしやすいです。

ちなみに、門柱の木はセランガンバツ材、柱はイペというハードウッドを利用。特に柱はイペ材でないとすぐに腐りますので注意が必要。

また1年後くらいに植物が育ったのを見るのがとても楽しみです。