WORKS

進行中の川崎の2階リビング住宅

KANAGAWA,2020 house

OVERVIEW

川崎で進行中の2階建住宅の新築計画。

敷地は、低層住居エリアの角地で、東に向かって傾斜した地勢の土地。敷地同士の高低差は、約2m~3m程度あり、本敷地も東側の道路は最大で3m弱低く、逆に西側の道路向かいの家は擁壁で3m程度上がった所から家が建っている。低層住居のエリアですが、南西側からの日差しが東傾斜の地勢で、隣家にさえぎられ敷地に光が入ってきずらい環境となっていた。

また、低い方の道路からの斜線制限も厳しく、その高さ制限によって家の軒高は低くなった。北側斜線と道路斜線に挟まれるような形で、家の形状は自然と三角屋根の切妻形状になった。低く下がった軒高を生かすような形で、2階全体を屋根の形状がそのままLDKの空間になるように計画した。2階がリビングなので東側へは眺望が抜けている。

本計画では屋根の形状で住宅の形状や内部空間が決まっているので、その屋根の近さを空間的な楽しさへと変換するような形で、リビングや和室の床を徐々に天井へと近づけて、屋根に向かって登っていくような空間としている。大きな三角の軒下で、近づいたり離れたりしながら暮らす。

日当たりが心配だった南西側からの光は、三角屋根の頂部に天窓を2か所設置し、午後でも明るい日光が室内に入ってくる計画としている。

1階は水回りや個室がまとまっているが、家の中央にある階段室と吹抜がLDKに空いた穴のような格好になり、視線も玄関ホールへと降り注ぐ。仕上げはラワンベニヤとして、上階よりもワントーン下げることで、どこか洞窟の中に入っていくような感覚を意識している。

3m近い高低差や、光環境に関しての不利な点もあるが、そうした不利な部分によって自然と決まっていった空間が、逆に普通とは異なる楽しい住まいの空間となっていくことを考えている。