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設計に特化した設計事務所だからできること、大切にしていることをご紹介します。

私たちのこと

私たちのこと

~明るく心地よい場をつくる~

 IYsは、井上亮と吉村明が主宰するデザインスタジオです。小さなスタジオですが、家具から、建築、インテリア、外構まで、ワンストップでトータルにデザインし、様々な建築空間を実現してきました。

 プロジェクトごとに向き合う課題は異なりますが、一貫して心掛けていることは、設計する建築が、単なる建築物ではなく、誰もが気軽に集い、楽しむこともできる「公園のような場」になるようにと考えていることです。

 明るい日が差し込み、風が抜けるシンプルで心地よい空間は、静かに過ごすことも、賑やかに集まることもできる、無限の広がりをもつ無形の建築であり、ストレスフルな現代に求められる、根源的な空間ではないでしょうか。

 華美な設備は時が経てば劣化しますが、築100年の古民家に魅力を感じるように、身体で感じられるシンプルな空間的価値は、時が経っても劣化しません。そして、適切なメンテナンスを行えば、50年、100年と長く使える、また、「長く使いたくなる」建築をつくることができると考えています。

素材のこと

素材のこと

~素材の選択で空気をつくる~

 私たちは、人が触れることになる床や壁や家具の素材については、無垢の木材や、漆喰など、人工的な加工がなされていない材料の選定を心掛けています。また、キッチンや家具についても、既製品の据え付けではなく、手仕事を感じる造作とすることで、背景に人がみえる愛着の湧く空間づくりを実践しています。

 自然の素材や手の痕跡が残る設えは、1つ1つに異なる表情があり、時の経過とともにインテリアを味わい深いものへと変え、なんとも言えない心地よい空気をつくります。

 そして、アップサイクル素材や国産材、地場産の材料を積極的に利用し新しいデザインへと昇華することで、微力ながら地球環境に寄与したいと考えています。

長くつかえること

長くつかえること

~100年後も快適な建築を~

 見た目のデザインばかりに気を取られ、施工性やメンテナンス性を無視すると住んだ後に大きなメンテナンスが必要になってしまいます。施工性の悪い複雑な部材の納まりは、意図しない不具合を誘発し、長期的な施主の負担増になってしまいます。

 メンテナンス頻度を増やせば、納まりが悪い建築でもなんとかやり過ごすことはできますが、出ていくお金が大きければ大きいほど、建物に対する施主の想いは薄れていきます。

 長期的なメンテナンス性を踏まえた設計をすることで、メンテナンスの頻度が減り、施主の負担を軽減することができます。そして、新しい素材、設備についても積極的に検討し採用することで、住まいの性能を日々更新し続けています。

 また、住宅の場合、各種保証は、躯体の瑕疵保証(10~20年)、白アリ(5~10年)、地盤(10~20年)程度を目安として、他メーカーと比べても遜色のない保証加入を前提として設計します。

暖かく涼しいこと

暖かく涼しいこと

~「サーキュレーション工法」で住まいの価値を高める~

 私たちは、1棟ごと異なる建築形状に合わせた温熱性能計算を行い、戸建て住宅の場合、HEAT20のG2※レベル、断熱等級では6という基準を1つの目標値として設計をしています。

 また、上階へ溜まる熱気をダクトファンによって、小屋裏から断熱された基礎内へと戻し、上下に循環させる「サーキュレーション工法」を採用することで、保温した室内の熱を効率良く住まい全体へといきわたらせ、上下階の温度差を緩和しています。プランにもよりますが、30坪程度の空間であれば、メインの居住域をエアコン一台で賄うことも可能です。

 外が肌寒くても、晴れていれば、日光の光で内部はエアコンがなくても夕方まで暖かく保温され、真夏には、エアコンを消して外出しても、帰宅後ひんやりと涼しい室内になっている位、断熱性能による効果は大きく、全棟そうした性能を考慮しながら設計しています。

 性能が向上することで、いつまでも長く住みたくなる、そして住み継ぎたくなるような建築を設計します。

※6地域で室内温度が概ね13℃を下回らない性能。外皮性能でいうとUa値0.46W/㎡・K以下。地域、建物形状により性能基準は変わります。

無駄を省くこと

無駄を省くこと

~原価高に負けない柔軟なコストコントロール~

 私たちは、安く早くできるものよりも、丁寧に考え時間をかけてつくることで、長期にわたって、「気に入って使いたくなるもの」を作りたいと考えています。不必要な営業経費を削減し、設計でのコストを抑える工夫で、必要な所に予算を配分し適正な価格(※) となるように日々尽力しています。
 
 全てが特注で、高級な設備仕様を選べば、あっという間に予算オーバーしますが、施工しやすいプランの工夫や、分離発注など、力を入れる場所と力を抜く場所を切り替えることで、全体の総費用は驚くほど変わります。昨今の原価高の状況では、尚更です。そして、工務店は工事に集中し、設計業務は設計事務所へと割り振ることで、余分な経費を削減すします。

 他方で、大量仕入れで単価を下げ、効率を上げて人件費を削る手法は、同じ性能のものを割安に提供できるという利点の反面、デザインの幅に多くの制約がかかり、規格から外れたデザインの費用が割高になる性質があります。

 私たちは、予算に応じた柔軟な建築計画を可能にするため、規格を設けない設計と一式見積もりではない、詳細な見積方法を採用し、設計者がコストが調整できる項目をピックアップすることで、施主にもわかりやすいコストコントロールを行います。

※2025年現在、IYsでは、30坪~40坪程度の一般的な木造住宅の平均依頼コストが、建物金額で3000~5000万程度となっております。家具などを含めた同じ施工内容では、大手メーカーと比較しても、むしろ安いことも多々ありますが、設計や諸経費含めた総工費は、計画地ごとに予算立てを行い提示します。

わかりやすいこと

わかりやすいこと

~不動産から建築まで、全体をディレクション~

  IYsでは、設計事務所登録に始まり、宅業事業者としても登録しています。不動産購入から、敷地の造成、インフラ整備、解体、測量、外構、登記など、家づくりに関わる煩雑な業務を設計者ワンストップで案内できるようにしています。

 延べ数百棟を超える住宅から公共建築までの設計監理の経験を元に、多岐にわたる煩雑な作業を設計者が窓口として案内することで、クライアントの負担は大幅に減ります。

 また、工務店や代理店を経由することで発生する経費を削減することができ、施主の時間的な負担も大幅に軽くなりますので、施主が建物の検討に集中することができます。「あああしたい、こうしたい」という要望さえあれば、あとは設計者である私たちが、方法や道筋を考えサポートしています。

 不動産購入から、建物の完成まで、総合的なディレクションを行うことで、施主にとってストレスのない安心できる建築計画の提供を行います。

建てた後のこと

建てた後のこと

~住んだ後もバックアップ~

 お引き渡し後も、クライアントとのお付き合いは続きます。設計者として初期点検に同行や、建物に不具合があった際のフォロー、最近では、以前お引き渡しをしたお宅の増改築も何件か行いました。

 長期間自分たちで決めて設計を行った住まいは、愛着も湧くもので、みなさま大切に住まわれています。そうした、住まいに対する愛着が建物を長持ちさせる、大きな要因であるとも思っています。

 私たちの設計事務所には、みなさん色々な経緯でたどりつくのですが、

「もっと早く問い合わせをしていればよかった、、、。」

と言っていただくことも多く、あらためて設計事務所という敷居の高さをもっと低くしたいと思う今日この頃です。建物が完成するまでは長い間、様々な打合せを行いますし、紆余曲折で困難を施主と一緒に乗り越えていくこともあります。

 そして、完成した後も、ずっと相談してもらえるような関係性を築くことが、私たち設計者の一番のアフターフォローなのではないかと思っています。