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防火地域の木造住宅 現場記録

works

IYs井上です。

冬が終わり、春がきたかと思えばもうゴールデンウィーク。。
早すぎる。。。と思いながら日々目の前の仕事を進めています!

さて、
豊島区で進めていた防火地域の木造住宅が木工事に移っています。


上棟時の風景

今回の住宅は、防火地域に入っていますが、木造での住宅計画となっています。防火地域=耐火建築物=コンクリート、鉄骨、と考えることが多いですが、木造でも防火地域で建てられます。ただ、延床面積が100㎡を超えるか超えないかで、耐火の制限が大きくわかれます。100㎡を超えると耐火建築物として、木+石膏ボードを何重にも巻き付けて被覆する手間のかかる大変な工法になりますが、100㎡未満であれば、準耐火建築物として3F建ての木造と同じ仕様で計画することができます。これによって、コストが大幅に異なり、節約して計画することができます。

さらに、100㎡の延床に入らないように、ロフトや小屋裏、床下収納などの面積参入緩和を受けられる部分を駆使して、申請上は100㎡ながら、実際に使える面積をできる限り増やしてます。それによって、準耐火建築のままコストを抑えながら設計しています。また、高さの制限は逆にあまりないために、2F建てながら、高さ9mの吹き抜けを設けたり、通常の2F建てではありえないような、室内風景を実現する予定です。大きなホールのような、空間の気積を2F建て100㎡という申請上の制約を守りながら最大限できる計画をすすめています。

基礎はべた基礎にて。地盤が比較的柔らかかったために、小口径鋼管杭にて対応。現場は、大工の社長自らがたたいてます。ありがたい。

進捗はWORKSにも載せてます。