IYs井上です。
怒涛の年始を終えて、一息ついている3月です。早くも4月からは新学期。子供たちも新しい学年となり、長女は6年生になります。ついこないだ小学校に入ったと思っていたのに。。。と世の中の親はみんな思っているような気がします。時が経つのは早い。
さて、
府中市で進めてきた平屋の家は、先日施主検査を終え、その後是正工事を終えて引渡しが無事に終了しました。外構は、施主手配でもうじき完成。デッキとアプローチの石が施工されます。
軒を低くした平屋住宅もともとは2F建てが建っていた
今回の住宅は、施主の好みもはっきりとしていたため、インテリアの趣向はある程度共有しながら、施主の好みの中に入りそうな素材を設計者で集めたり、施主がショールームなどに探し回ったりしながら、完成しました。
ハイサイド窓から光が入る
平屋の家で、南側に間口も広く建物を建てる上では好条件でした。とはいえ、南側に開口を開けた際に道路から丸見えだったり、平屋なので奥へ行くほど暗くなってしまうことも懸念されていたので、軒をできる限り低くして、道路からの開口高さを制限し、またハイサイド窓で奥の方が明るい平屋をつくりました。
ハイサイドライトが、どこまでも続くような印象。端部は、斜めの窓がアクセントになっています。施主からは、庭と繋がる家を、そして明るい家をということで要望を受けていたので、なるべく明るく開放的な室内となるように計画しています。
洗面やキッチンなど造作工事もたくさんありますが、今回は、キッチン本体はtotoの既製品で施主お気に入りの機能がついたものを選定いただき、バックセット側だけIYsで設計した家具を大工さんに制作いただきました。
ベージュのタイルに、光が当たって綺麗です。ダウンラインとは棚に埋め込まれています。
天板はアイカのポストフォームカウンター。
玄関の靴棚も造作工事です。ラワンラバーコアに塗装しています。内部にはコートもかけられるようになっています。
キッチン前には書斎も。マグネットウォールでお気に入りの画を飾ったりできるようにしてあります。カウンターは大工造作。上部に窓があり、閉塞感がないようにしています。
南側開口部の欄間はガラスとなっており、外から見た時に、奥のハイサイド窓へと視線が抜けて不思議な見た目。軒先は1m程度でているので雨の時も、庭仕事がしやすいようになっています。
南側に軒が深いことは、日本の場合は夏の真上からの光を遮りながら、冬の角度の浅い光をとり込む効果があり、とてもオーソドックスな形状なのですが、普遍的な住宅の形であると思います。
中央にあるエゴの木よりも建物を低くしたかったので、圧迫感がなく家が庭の木に馴染んでいるような気がしました。
―ワクワクを1から考える家づくり―
IYsは、心地よい、楽しい空間を1から考える設計事務所です。ご相談は、計画の初期段階でもZOOM等で随時受け付けておりますので、以下メールより気軽にお問合せください。m(@_@)m
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