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なぜ断熱は大切なのか?

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IYs井上です。

急に寒くなりましたね。周りでは鼻水が止まらない人が多発しております。おでかけには丁度いい陽気ですが、寒くならないでほしいものです。

さて、代田で進めている中庭住宅は、進みも早く断熱の施工に入っています。

ところで、断熱ってどれくらい大切なのか??気になるところですが、住宅の設計においては、間取りや細部のデザインと同等に大切な部分となります。

何故断熱が大切なのか?

それは、日々の居心地の良さ過ごしやすさに直結する部分であるからなのです。昔の住宅は、この断熱はほとんど入れられていませんでした。40年前の住宅は断熱材は入っていても30mm程度。本当に冬寒く、夏暑い家でした。

今現在の住宅では、壁で100mm以上暑いと200mmくらいの断熱の場合もあり、屋根は、都内の施工が多い私たちでも200mm程度の断熱を入れます。

断熱材でわかりやすいのは、ダウンジャケット。綿の断熱層が服に入っているだけで、とても保温力があります。

そして、気密。気密というのは隙間をなくすことなのですが、北海道や長野など寒冷地にいくと、この気密の部分もとても大切になります。例えるならば、冬場お布団に入っていても、隙間があると寒い風が入ってきてしまう感じ。

気密をしっかり施工することで、断熱性能もより高くなります。最近家を立替えてお引き渡しした後には、必ずと言ってよいほど、断熱の性能がとても良いのに驚いたという声を聴きます。

私たちが設計する基準でも、30年前と比べれば、何十倍もの断熱性能を有しています。

断熱にも様々な種類があります。今回使っているのは高性能グラスウールというもの。こちらは、大工さんで施工が可能な普及品です。室内側の防湿層と断熱が一体化しており施工手間が省けます。寒冷地では、防湿層は別になっているものを利用しています。

その他ウレタン吹付やセルロースファイバー、ウッドファイバー等ありますが、私たちはほぼこちらのグラスウールにて施工しています。コストパフォーマンスに優れており、弾力もあるので垂れ下がってくることもありません。

ただ、隙間なく入れるのが大変なので、施工者の腕任せなところもあり、しっかりと監理していくことが大切になります。

その他、DIYで色々と工夫した施主のために下地を入れています。自分で改造する家は楽しいですね。設計者が完璧に造り込む家よりも、ざっくりとた空間を、住む人が使いこなしてもらう家の方が楽しくなるので、どんどん改造してほしいですね。

―ワクワクを1から考える家づくり―
IYsは、心地よい、楽しい空間を1から考える設計事務所です。ご相談は、計画の初期段階でもZOOM等で随時受け付けておりますので、以下メールより気軽にお問合せください。m(@_@)m
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