NEWS

設計指針の新規更新

diary

IYs井上です。

年末を迎え、現在建築中の現場や、設計中の現場がめまぐるしく動いています。
設計事務所という業態は、ゆっくりと仕事ができるのが理想ですが、それでは会社が回らないので、常に忙しいという現実。拘れば拘るほどに、仕事をしている時間が長くなります。でも最後の最後まで検討する姿勢は変わらず。忙しくとも常に納得のいくものを創り続けたいと、思っているこの頃です。

さて、
ホームページのABOUTというページに設計の指針的なものを、最近更新していたのでお知らせいたします。

世界の情勢が大きくかわり、気候変動や、コロナや、戦争など、様々な問題を抱える中で、これから、建築はどうあるべきなのか、、、と色々と考えることが多かったのですが、考えれば考えるほどに、建築は、そこにいる人を癒したり幸せにしたりする存在でであるべきだと考えていたりします。

どうすれば、そうできるのか。

最近は、自然や生命との結びつきが大切であることをよく考えます。経済的に発展していく社会の中で、人は、自然の中で広く言えば宇宙の摂理の中で生きているということを、いつの間にか忘れているような気がします。高層ビルや、凄い構築物も、所詮は人間社会が作り出している、人にとっては対して必要のないものなのではないか。。。

そんなことを想い始めると、自然や生命との繋がりを持つことが、人にとっては重要であると考えるに至っています。「バイオフィリア」という造語があり、ずいぶん前にアメリカの生物学者が唱えた、人は生命や自然との繋がりを求めているという提言があります。これは、すべての人に共通していると思います。公園や、自然の中に出かけると、心休まる感覚。

現在は、地球温暖化やSDGsと絡めて、植物を多用するバイオフィリックデザイン等といわれてもいますが、元々は植物というよりは、生命との繋がりという意味で、もっと広くいうと宇宙との繋がりなのではないかと思っています。高度につくり上げられた、人がつくった社会は、ある意味で宇宙の摂理からは遠くはなれている特殊なルール。人にとって本当にこの社会システムが良いものかどうかは、わかりません。

なので、太陽や風や、自然をたくさん感じられる空間を求めていきたい、そして人にとって、本当に重要であり必要なものであると発信していきたいと思います。

詳しくは↓
ABOUT