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代田の住宅 お引き渡し
diaryＩＹｓ井上です。
本日冬場れの晴天青空のなか、代田の住宅の建物部分のお引き渡しを完了いたしました。
都内の密集地の家ということで、プライバシーのこともあり、中庭を囲んだ家となっております。都心の住宅で中庭が取れる余裕、、、羨ましい限りですが、ワークスペースや、地域に開放するギャラリーなども併設しており、住宅というよりは、ちょっとした複合施設のようだなと感じています。
建物の構成はとてもシンプル。吹抜やスキップフロアなど、いろいろとプラン検討しましたが、１Ｆ，２Ｆと層で単純に分かれるプランとなっています。
１Ｆは天井高を高くして、ハイサイド窓をとっています。
２Ｆへいく階段は、少し長めですが、絵になります。集成材による造作の階段です。
２Ｆには、フリースペースがあり、家事スペースのような日向ぼっこスペースのような、多機能エリアです。
造作家具も、収納であり、洗面台であり、照明でもあり、アイロン台でもあるという、多機能な一体化した家具となりました。
こちらは、ランドリースペース。脱衣場とは別れており、スロップシンクがついています。床は樹脂タイル。天窓は開閉式で湿気も大丈夫。
１Ｆには小さな手洗いスペース。
来客も多いお住まいになるとのことで、中庭を囲んだ集会場のような場になることでしょう。
子供たちもあつまってくるような気がします。
小さなギャラリーが、地元住民をつなぎ、あたらしい文化を生み出してほしいと思います。
外構はこれから。
本日は、引っ越しやらなんやらで、ばたばたな引渡しでしたが、ひとまず無事にお引き渡しでき安堵している設計者です。
設計に時間がかかったのは、１つ１つの項目についての検討を慎重にしてきたから。プランもなんども書き直し、様々な方向性を検討しました。どちらかといえば、アイディアを入れ込むことよりは、削ぎ落していくことに時間を費やしたような気がしています。
照明や、家具、素材、そうした１つ１つに施主の想いがあり、設計者である我々はそれに寄り添いながら、サポートいたしました。
これから、良い家に育ってほしいと思います！本日は、おめでとうございました！