IYs井上です。
町田市の完全分離型の2世帯住宅が、先日晴天のなか地鎮祭を迎え、現地にて地縄の確認と着工前の確認を行いました。
ちなみに、地鎮祭ってなんだ?と思う方もいらっしゃいますが、こちらは、家を創り始める前に、土地の神様を鎮める儀式です。
家関係の行事では、上棟式というものもありますが、こちらは骨組みが出来上がってひと段落した際に、大工さんへの労いを込めての、施主主催の行事となります。
地鎮祭は、近年ではやることも少なくなってきましたが、私たち設計事務所では、実施をお勧めしています。やはり着工の前に施工者ふくめて、みんなで集まり、建物の位置の確認や、これからスタートするぞ!という一同の気持ちのひきしめということにもなり、実施することが多いです。
本来であれば、神主様を呼んで、お供え物などを用意し実施するのですが、神社によっては、用意してくれないこともあるので、施主が用意する場合もあり、竹やら砂やらを用意しつつ、でも初穂料というお納めするお金も施主が用意するという、結構大変な行事なので、最近では、火主様は呼ばずに、施主と施工者、設計者のみで、御塩、お神酒、お米、等を用意して土地に撒いて、セルフ地鎮祭とすることも多くなりました。
これであれば、用意するものも少なく、施主の負担も少なくなります。あくまでも気持ち的なものであるので、やらないよりは、こうした形で自分たちでやるのも良いと思っています。
ところで、最近では建築原価も高くなるとともに、高齢化率も高くなり、2世帯という選択肢を選ぶご家族も増えています。
二世帯住宅の場合、普通の建売ではほとんど出ていないことや、ハウスメーカーで建てるとどうしても延べ面積が大きくなりがちな2世帯は、高額になる傾向にあります。2世帯リレー、3世帯リレーで高額なローンを組むことを進めてくるハウスメーカー等もありますが、設計者である私自身、正直な所、家にそこまでお金かけなくてもいいんでないか、と思っています。
そのお金は、子供の教育や、その他のところにとって置けるような、計画でありたいですね。私たち設計事務所では、2世帯のようなイレギュラーな形式を最も得意としているところなので、2世帯の要望も多いです。
2世帯といっても、水回りだけ共有、別々、メーターは一緒、、、色々と形式があります。予算との兼ね合い、駅からの距離で将来貸すかどうか、などありますが、そうした選択肢を考えながら、二世帯をつくっていきます。
二世帯は、喜びも2世帯分なので、設計は楽しくなります。引き渡し後は、特に親世帯の方がよろこんでいるような。。。子世帯も親孝行できるのが二世帯住宅であると思います。
なるべく気を使わず、それぞれが暮らせることがとても重要。。。
―ワクワクを1から考える家づくり―
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