IYs井上です。
町田市の二世帯住宅が建物の引き渡しを終えました。
現在は、外構進行中。見えている植栽は、既存のものを残した樹木です。いろは紅葉、サルスベリ、しだれ梅を残し、その他もあったのですが、残せるものは残しました。解体前の家を見た際に、庭の樹木が元気よく育っており、「切らないでくれ!!」といわれている気がしたので、既存の樹木ありきで設計をしています。
こうした育った樹木を買うと、結構高額ですので、残せて本当に良かったと思います。サルスベリは満開。
木を生かした内外の仕上げ。特に内部は、ほぼ木による施工です。
洗面やキッチンも木による造作家具。手の痕跡が残る、愛着の湧くつくりです。
内部は、かなりラフな仕上げですが、各部の寸法や割付の体系を整え、古くからある和風住宅の尺モジュールをベースに、デザインを組み立てています。
簡素でありながら、所々に現代性を持たせ、新旧が入り混じる家となりました。
今回の施工は、町田の大工工務店 坂牧工務店によるもの。こうした手仕事が得意な大工さんが集まっており、近年稀な大工仕事を中心とした施工に特化した工務店です。
随所に、流石だなと思われる仕事ぶりが発揮されています。
二世帯住宅というと、部屋の集積になってしまいがちですが、こんなにもバリエーションのあるプランも可能なのです。土地が広めでしたので、実現したプロジェクトでした。
施主ご家族皆様、おめでとうございます!!