IYs井上です。
先日、やっとのこと宅建事業者の登録が完了し、設計業務の他に不動産の取り扱いもできるようになりました。
そもそも、設計事務所なのに不動産の取り扱いができないことに非常に歯がゆい想いをしてきたので、今回の業務拡大によってできることも多くなり、様々なことが円滑になります。
特に、土地から購入し家を建てようとする場合、土地は不動産屋さん、建物は設計屋さんと、窓口が多くなり、その接点の調整にとても苦労します。
そもそも、土地の販売は、不動産仲介の会社が行っておりますが、実は土地を販売する際に、不動産屋さんではわからない建築的な法規や、工事費の発生が多々あります。例えば、土地の高低差による造成費や、水道や下水、電気などインフラの関係の費用が大きな金額となりがちです。
少しの高低差でも土地を造成し、土留めをつくるのに、新たな申請が必要であったり、目の前がバス通りだと、高額なインフラの引込費用がかかることがあります。こうした内容は、土地の販売者には事前に伝える義務はほぼ無いといっても等しく、こういった費用がかかるかもしれません、、、的な文言のみで終ることが多いのです。
建築を専門にしていても、わからない費用もある中で、事前にそうした費用を把握し案内ができるわけはなく、想定外の費用が予算を圧迫し、建物の計画が崩れてしまうといったこともあり実際に、設計段階で確認すると想定と違う部分が多々見つかり、後から対応することも多いのが実情です。
そうした中で、事前に設計の事を把握しながら、土地を選ぶことができれば、この上なく安心な土地選びとなります。
近年では、集中豪雨や、崖崩れ、河川の氾濫など、自然災害が多く想定され、そうした事柄は土地の値段には反映されずらく、駅からの距離や土地の形や方位といったところに価格が依存していることが多く見受けられます。
建築的な視点で見れば、この土地割安だけど、とてもよいなと感じるものも多く、そうした不動産的な視点だけではない土地選びも可能となります。長くなりましたが、徐々にこうした不動産関連の業務も拡大させていきたいと思います。
―ワクワクを1から考える。設計事務所とつくる家―
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