IYs井上です。
昨年からスタートしていた、船橋市の住宅がそろそろ地鎮祭を迎え、着工の段取りを進めています。

こちらの住宅は、土地探しからのご相談のご夫妻でした。まずは、設計事務所とはなんぞやという相談から。あれこれと、土地の相談を受けながら、最終的には千葉方面に詳しい不動産屋さんが見つけてくれた土地に落ち着き、予定より少し早く設計がスタートしました。

分譲地に建つ、切妻屋根の家。約40坪ほどの住宅ですが、吹抜も多く、建物の大きさとしては、50坪以上の大きさ感があります。でも軒の高さを低くしているので、道に対する圧迫感は、最小限になっています。

奥にどんどん続いていくような雰囲気。内装は、インテリアラーチというヒノキの合板で仕上げています。

LDKまわりは、とにかく天井が高い、のですが、平面的には8~10畳程度なので、どーんとLDKが何畳という大きさを求めるのではなく、どこまでも続いていくような回遊性と、断面的な空間性があります。

洗面エリアも個室ではなく、オープンスペースに。私たちの設計では、洗面はLDKの中にあり、居住空間の一部と考えているので、端っこに追いやるようなことはせず、オープンエリアに設置することが多いです。洗面所というよりは、洗面エリアです。

植栽ももりもりにする予定。
「法改正で何がかわったのか??」
ちなみに、基準法の改正で混乱している文面もよく見かけますが、私たちも今回で法改正後3件目の案件でした。
法改正で変わったのは、4号建物という2F以下の小規模な住宅でも、壁量計算が必須になったこと。
そして、断熱性能の計算をしなければいけなくなったこと。
が大きな改正内容です。前の基準で各工務店やメーカーに任されていたところが、書面で提出となったのです。これによって、プラン変更に連動する項目がすごくたくさんでてくるようになりました。
以前では、申請をとりあえず出しておいて、後で細かいところは現場で変更するなんてことが一般的だったのですが、今回の改正によって、事前に決めておかなくてはならないことが多くなり、また変更すると、連動して構造や断熱の計算もやり直す必要がでてきて、手間としては、以前の3~4倍くらいの手間が増えるイメージです。
僕らは、断熱の計算は、法改正前から実施していたので、そこまで大変ではなかったのですが、一番の問題は構造計算。。。
こちら、壁量計算でいけるものもあれば、許容応力度計算という、3F建てと同様の構造計算を求められる場合があり、もし許容応力度計算となると、申請の時間は、数か月伸びます。これまでは、構造計算書が必要なかったもの(安全性の検討はしている)が、この構造計算を行うことで、費用も期間も増えます。
そして、、、、審査の時間が、審査機関によって、長いと提出から質疑がくるまでに1か月以上かかることも。こんなやりとりを数回繰り返せば、あっという間に2か月くらい経ってしまいます。
また、審査機関によって、壁量計算でOKなところと、許容応力度計算の提出を求めてくるものと、同じ建物でも見解が異なったりしてます。ちなみに、壁量計算というものは、簡易的な総二階の建物(1Fと2Fの床がかさなっているような一般的な建物)を想定しており、スキップフロアや吹抜など、少し変わった形になると対応ができず、複雑な計算ルートをたどらなければならないという結末に。
私たちの設計するものでも、断面的な階層のズレは多く、この見解がばらついてしまうと、申請機関が読めず、非常に困るのです。
現時点では、申請する方も量が3倍。審査する方も3倍の審査量。しかしながら、人は同じ人数。となると、かかる時間は通常の3倍になるということなのです。
普段2週間で下りていたものは、6週間に、少し複雑で、質疑あわせて1か月かかっていたものは3か月になる可能性もでてくるということです。断熱の基準はとても良いと感じていますが、この審査の煩雑さと長さは、なんとかしてほしいところではあります。。。以上最近の確認申請で感じていることです。
―ワクワクを1から考える家づくり―
IYsは、心地よい、楽しい空間を1から考える設計事務所です。ご相談は、計画の初期段階でもZOOM等で随時受け付けておりますので、以下メールより気軽にお問合せください。m(@_@)m
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