IYs井上です。
4月の入学式も終わり、新学期がスタートしました。私の子供たちも新しいクラス割がどうだったと色々といってました。小学校の時のクラス替えの時のドキドキワクワク感は、今でも覚えてます。
さて、
現場監理の進捗で、北鎌倉の住宅はほぼ建物が完了し、外構の打合せを進めております。
基本的に1FにLDKがあり、2Fに寝室や水回りがあるというシンプルな構成ですが、1Fの天井が3.4mと高く窓もたくさん開いているので、とても開放的な空間となっています。
ガレージは、持ち出しの空間で広々。
中二階には、書斎が。書斎は2Fも1Fもすべてが見えるので、この家の指令室のようです。
造作家具の精度もとても良く、養生がとれるのが楽しみです。工務店、職人方々のおかげです。
いつも思いますが、設備や仕様のグレードでいくらというような車のような値段感覚ではなく、住宅は、そこに携わる人によってその良し悪しが変わってきます。単純な設備仕様には現れないものの価値をどう伝えるか、ということが私たち設計者の仕事なのかもしれません。
ただただ、高い設備を入れることが価値になってしまうとたくさんのグレードの高い設備がたくさんついていて、値段が一番安いものというような家探しをしてしまいがちです。
そうすると、職人の手仕事による価値は失われ、なるべく手間をかけないものがたくさん生まれてしまいます。
これはハウスメーカーや工務店が陥っていく、あまりよくないスパイラルと思っています。よい循環が生まれるような発信をしていきたいですね。