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海の見える家の途中経過

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IYs井上です。

梅雨の合間の晴れ間ですが蒸し暑い一日になりそうですね。

さて、

横須賀で進めている、海の見えるお住まい。

内部の木工事が進んできておりまして、空間の骨格が見えてきております。

今回は、構造体が表しとなっており、隠されていないので細かな納まりが難しい工事となります。

工務店の技術力があっての設計納まりで、現場でも苦労して詳細を決めています。

こうした細かな納まりが絡んでくる設計は、設計事務所ならではの空間なのですが、

何故かというと、事前に決めた設計図だけではすべてを描き切ることはできず、必ず現場での検討を繰り返す必要がでてくるからです。

そうした現場監理といわれる部分をやるのは、とっても労力がかかります。

ミリ単位の現場での調整が必要な工事では、いくら時間があっても足りないくらいなのですが、

利益を出そうとすればするほど、そうした工程は省かれていき施工側がつくりやすいものとなっていき、

結果どこでも同じような内容の家が出来上がってしまうことになってしまいます。

極端な場合、現場に一度も足を運ばずとも出来上がってしまうものもありますが、

建築の工事は、こうした見えない部分の労力がとても大きく出来上がりの空間に寄与します。

設計図だけではなく、施工者、職人がとても大切な部分となります。

手がかかった空間は、出来上がりに必ず現れるので、仕上がりも楽しみです。


木毛セメント板の天井