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上棟ってなんだ?

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IYs井上です。

台風が弱まったようですね。ただ、雨が降り続いていて、川が増水していて心配です。徐々にですが、こうした記録的豪雨や川の氾濫、土砂崩れなどのニュースが多くなっていて、もはや毎年起こるものになってきてしまっている。。。これも温暖化による、影響ですが、海の水温が上がっていることで、上空に雨雲が発達し、雨を多く降らせているということで、やはりこの流れは途切れることはないのでしょう。

建築でも、できることはたくさんあり、木をより多く使うことで、CO2の削減になることや、断熱性能を上げることでエアコンの使用量を抑えるなど、環境に配慮することができます。ただ、こうした目前の問題に対しても、興味のある建築家とそうではない人々もいて、それは施主次第なこともありますが、設計者側もそうした配慮をしていかないといけないのです。

ガラス張りの建築は、熱付加が多く空調をたくさん使うことになりますし、無駄な形状は廃棄物をたくさん出してしまいます。すぐに、直接的な影響があるものではないですが、こうした問題を建築設計業界でももう少し大きく取り上げていても良いのになぁと思いますが、意外と語られることは少なく、どちらかといえばコンセプトやデザイン、新しい新しくない、、、的な思想が語られることが多いのも悲しいところです。

さて、前段が長くなってしまいましたが、
昨年から進めていた、世田谷区の中庭型住宅が上棟しました。台風前に上棟出来てよかった。

こちらの住宅も、やはり従来の基準よりも断熱性能を上げて、施主希望の中庭型でも熱付加が少なくなるように配慮されています。

そもそも上棟とは、家の一番上の部材(棟)が上がった状態をいいます。棟が上がるので上棟。ここまでできると、骨組みが出来上がったということなので、あとは仕上げや構造補強をしていくようになります。

ちなみに、柱や梁に、ペタペタと貼ってあるブルーのマークは、JAS材であることを証明するものです。JAS材とは、木の含水率や、強度の証明書がついた材ということです。1本1本丁寧に仕上げてあります。

台風がくるので、この後大工さんたちが家をブルーシートで包んでくれていました。こういう配慮ができる工務店に頼みたいですね。今回の施工は、株式会社坂牧工務店です。

―ワクワクを1から考える家づくり―
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