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鎌倉の空家を活用する!

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IYs井上です。

秋らしい空気になってきました。やっと外出したくなる陽気に。いろんな企画展がやっていて、行きたいところばかりです。

さて、鎌倉で進めている古民家の改修は、解体がほぼ終わり、仮図を基に現場で考えるという段階に入っています。こちらの物件は、もともと空家になっていたものを取得し改修している物件です。


床は土だった床下に土間コンを打設し湿気をガードする

こうした改修の現場は、開けてみなければわからない状態なので、まずは解体して仮に考えた計画がいけるのかどうかを、現場で再考する。という工程を踏みます。

今回は、在来軸組の木組みを生かして、耐震補強をしつつ新しい古民家の改修方法を提示することを考えています。

元々は平屋だったので、小屋裏は天井で隠れていました。なので小屋組みは正直ぐちゃぐちゃな木組みなのですが、逆にこの雑然とした感じが、とても興味深くむしろ見せていこうと思っています。

現場の大工社長と打合せ。現場の採寸も行っていきます。今回は古民家といっても築40年程度。以前にやった築100年の継ぎ足し継ぎ足しの状態よりは各段に状態がよく、改修もしやすい状態です。

鎌倉にも空家は多数あり、ぼろぼろの状態で放置されている敷地が散見されます。こうした空家を活用して地域を活性化させることができるのではと考えていますが、所有者が賛同しなければできないことや、お金もかかるというところがネックです。

今回の事例は、そうした空家だった場所を住宅として活用しつつも、地域に開放しよりどころになるような場所にしたいと考えています。

よい相乗効果が生みだしたいものです。

―ワクワクを1から考える家づくり―
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