IYs井上です。
連日猛暑が続いておりますが、現場は少しずつ進んでいます。
横浜で進めていました住宅も、着工すると早いもので上棟(屋根が出来上がった状態)しております。
今回の住宅では、大きな吹き抜けのある空間に大きな屋根がかかったシンプルな形となっていますが、
屋根の形状は、上端の棟のところで、斜めに交差する軒がありまして、
非常に難しい施工となりましたが、ベテランの大工さんにより、きれいに仕上がっております。
工務店の大工さん、ありがとうございます。
現場では、大工さんからのレクチャーがありまして、色々と勉強させてもらっております。
今回の住宅では、第一種換気という外気と内部の温度差を熱交換しながら換気するという
換気システムを導入しております。
そのため、断熱材や窓ガラスの仕様は、一般的な普及品よりも高い断熱性能を求められます。
熱を遮断して、機械によって熱循環と換気をするシステムです。
昔の日本家屋に関しては、夏を基準として、大きな軒のある屋根と風通しのよい開閉できるまどのある家
というのが、住宅の基本のように言われておりましたが、
先日の猛暑では気温が40度を超え、自転車で走っていても風がドライヤーのようでした。
これでは、自然に換気をしたとしても熱中症になってしまいます。
今後、徐々に日本全国の気温が上昇していくことを考えると、
より効率よく家全体を冷やしたりすることができるものが求められていくのかなぁと思う今日この頃です。
熱負荷がすくなければ、エアコンの効率もよいですが、
エアコンを使わずに家を冷やすことができれば、なお地球環境にはよいと思います。