OVERVIEW
長野県にある町役場の建て替え計画案。
老朽化した庁舎の建て替えというだけではなく、防災に強い町役場として地域の災害危機管理機能も備えた庁舎にするという条件での競技設計です。また、地元の木材を最大限活用した庁舎にするということで、木造化が求められており、これまでのビルディングタイプの庁舎ではない建物が求められていると考え、新しい庁舎の在り方について考え提案したプロジェクトです。
私たちは、本計画で一般的な庁舎と異なる点は、敷地内に防災公園を含む計画で庁舎の建物と広場との関係がつくることができるところが特徴であるように考えました。大きな庁舎が敷地中央に立つのではなく、広場をメインとして配置し建物はなるべく敷地の隅に寄せ、広場と庁舎との間に、カフェテリアのような共有広場を設ける計画としています。
公園広場を大きくとって、公園側に憩いのスペースをつくる
建物は、軒高を抑え敷地に対して圧迫感のないものとして計画し、庁舎というよりは公園の隅にあるカフェテリアのようなたたずまいをもった、新しい親しみのある木造庁舎を計画しました。
所在地:長野県
規模:約2600㎡
主用途:町役場
計画年:2017年
意匠計画:IYs -Inoue Yoshimura studio-
構造協力:樅建築事務所