OVERVIEW
2世帯住宅の建て替え計画。立地は都心部の住宅地で、近隣には3F~4Fのオフィスビルや住宅、賃貸マンションが混在するエリアだ。敷地の奥には都心部のタワーマンションやビルが見える。
敷地には当初古屋があり、施主家族が居住していたので仮住まいしていただき、古屋を解体し古い土地の情報を再度測量し近隣との境界を確定させていく作業からのスタートとなった。
土地は100㎡程で都心の立地の中では広い方だが、2世帯住宅として計画する際に、層状に積んでいく計画となり、窓を周囲に対して設けることになっっている、都心の住宅地だけに近隣建物は近接していて付近からの視線もあるので、目線を柔らかく遮りながら、室内には光が届くように、上空に向かって少し傾いた庇のようなパネルを設けることとなった。
パネルは、取り付く位置によって日除けや、雨除け、目隠しといった形で機能を変えながら、周辺の建物の位置や向きによって角度を変えて外壁の窓の外側に取り付いている。さながら太陽の光を受ける植物の葉のような動きのある外観となった。
本物件は、2023年に引き渡しを終えた。撮影後写真と共に掲載予定。