WORKS

進行中の横須賀の住宅

Yokosuka,2023 house

OVERVIEW

「海が見える家」


現場に向かう途中見える景色

丁度コロナ禍真っただ中での住宅設計。都心の住まいを離れて、横須賀の海の見える分譲地に土地を購入した夫妻の住宅である。海が見えるといっても、別荘ではなくこの場所に住むことなるので、別荘的な眺望は望みつつも、日々生活する上で飽きの来ないものでありたい。華美な設備を搭載するのではなく、日々ゆったりと暮らすための丁度良い住まいが求められた。

購入していた土地は、東西の道路接道で、東と西が開けており立地としては、どのように建てたとしてもある程度の採光や通風を取ることができるので、建物形状の検討の範囲は多岐にわたった。


東西に抜ける土地

最終的には、東西の抜けを活かしつつ、眺望の良い屋根付きのテラスや、広々とした天井の高いリビングやダイニング、玄関ホール等を適度に内包した住まいとなった。それぞれの機能が狭くならず、かといって広すぎず、生活に適したサイズを何度も検討して決定している。それぞれの部屋をそれぞれの密度で検討し、施工面、費用面等、細かな部分まで納得のいく形で着工を迎えた。心行くまで海辺での生活を楽しみながら、日々の生活を豊かにできるような住まいとなることを願っている。