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「収納上手になるには??」~かたずけなくても、心地良いという発想~

diary

IYs井上です。

段々と寒い日が続くようになり、やっと長袖のシャツを着だしました。でもいつもの10月末より暑いですよね。年々温暖化を実感じます。

さて、
私たち設計事務所には、日々いろいろな案件が舞い込みます。そして、施主の好みも様々。延べ数千組の家族の要望を聞いてきた実感は、1人として同じ要望、趣向はないということなのですが、よくある要望としては、

「ある程度散らかっていても、綺麗に見える空間がほしい。。。」

という要望。そんなの難しいですよねと言いたくなりますが、私たちは、日々設計している中である仮説にたどりつきました。

それは、、、天井が高く、空間が広ければ、ある程度散らかっていても気にならない!ということ。そして、完璧な綺麗さを追求した空間は、物を置いた瞬間気になり始めるから、空間の完璧さは求めないということ。

ものが置かれなければ綺麗なのは、当然なのですが、共働きのご家族も多く日々家の中を綺麗に保つことはとても難しいこの頃、私たちの事務所では、ある程度ものが置いてあっても、心地よい空間を保つために、空間の気積を大きくする工夫をしています。

天井の高いゆったりとした空間は、自然と視線が上の方へ向きます。ものがあるのは、だいたい床付近なので、上の方の空間が綺麗であれば、下の方の場が多少ものがあっても気にならない状態がつくれます。

例えば、森の中や自然の中は、綺麗にかたずいているか??というとそうではないです。落ち葉や木々が雑然と生えています。それでも心地よいのはやはり、空間の気積と光の関係なのだと考えています。

常に物が置かれない綺麗な空間をキープできる人は、問題ないですが、雑誌にでてくるような家は実際に生活をしてみると、物が置かれていて写真のようには綺麗に見えないということも。

収納を、散りばめて、物がすぐに収納できるようにするのも大切ですが、ある程度ものがでていても大丈夫な大らかさということも
日々生活する空間を設計する上では大切なのです。。。

―ワクワクを1から考える家づくり―
IYsは、心地よい、楽しい空間を1から考える設計事務所です。ご相談は、計画の初期段階でもZOOM等で随時受け付けておりますので、以下メールより気軽にお問合せください。m(@_@)m
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