IYs井上です。
都内で進めてきた、3F建ての住宅が基礎着工しております!年末になんとか着工し、基礎打設までたどり着くことができました。協力いただいた施工業者に感謝です。
さて、今回は3F建て木造住宅の基礎工事なのですが、基礎工事の注意点はどのようなところなのでしょうか。
現場は配筋まで終了
「べた基礎とは?」
今や当たり前になっているべた基礎ですが、建物が建つ範囲全体にわたって、基礎の底盤をしきつめる工法です。
べた基礎にすると何がよいのか??
よいことは代表的には4つあります。
①白アリ被害にあいにくい
②地震につよくなる
③地盤沈下防止
④長持ちする
①についてですが、古い住宅は、布基礎といって、壁がたっているところだけに基礎コンクリートがある状態が普通でした。ただ、布基礎の場合は、底盤が土になるので、湿気が建物土台木材に上がってきて、木材が白アリに食われやすいです。なので、床全体にコンクリートを敷き詰める工法がいまは、9割以上になっています。
②地震については、地震があった時に、建物に受けた力がうまく分散し地面へと流れるようになりますので、地震に強くなります。
③地盤沈下防止は、建物の荷重が地面に均等に伝わることで、重みを分散して地面へと伝えることができるので、建物が傾いたりしずらい特性があります。
④耐久性については、基礎が長持ちすれば、家が長持ちします。布基礎の場合は、どうしても白アリ被害にあいやすかったり、基礎が脆くなってひびが入ったりしやすいです。そうすると建物の価値は、落ちていってしまいます。
配管はコンクリートを打つ前にいれます
また、湿気防止として基礎の下に防湿シートを敷いて、湿気があがってきずらいように施工しています。建物の価値を長く持たせるためには、基礎はとても重要な部分です。
基礎コンクリートの中にある配筋も同様に、コンクリートの強度を担保する重要な部分なので、構造設計時に配筋量をきちんと確認し、現場で検査を受けていきます。
年始からは、木工事。いよいよ上棟作業となります。
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